この黄色~鉄分の多い、松や杉の灰で良く出る。
森林組合の焼却炉から大量に貰ってきた灰を大事に使ってきたけれど、作った釉薬もわずかになった。
堅木(楢や椚など)を使い、別に鉄を入れず、身近にある材料で工夫して、黄色になるように調整してみるが、黄味が薄かったり、なかなか良い雰囲気にならない。
さて、次回のテストピースで決まると良いのだが。
4年ぶりに
壷、いかがでしょう~
かめっ甕っかめ
ふーやっとこ、収まったずら
言わずもがな~
粘土は乾燥していくと縮んでいきよるので、それを見込んで作るんじゃが、この縮む率が粘土によっても違い、作った厚み、粘土の絞まり具合、大きさによっても変わってくるのじゃ
大きくなればなるほど、蓋とボディーの縮み率の差が大きくなりよるときたもんで~更に、焼いた時に縮んでいきよるし、多少よがんだりもすっから、
だから合わせものは気を使うのぉ
味噌なら出来上がり3~4キロぐらいは入るかの?
食べるもの全部仕込まずとも、市販のも食べつつ、手前味噌も味わいつつ、数種類仕込んだってイイ~大きい甕、樽で仕込んだら、小分け用にしても良いしな
「大きいやつで沢山仕込んだほうが美味しい」って? もちろん、それが出来る環境なら良かばってん。そうでなければ、無理なく出来ることを楽しむのが一番じゃ
今年は、甕も味噌も出来上がりが楽しみよのぉ~
貫入~かんにゅう
焼き上がり後、冷めてゆく時に貫入が出来ていきます。窯から出しながら、ピンッピンッ、と、音がするほどです。パッと見、分からないものでも、実はできていますが、そこにお茶などの色が入りにくいものと入り易いものがあります。
「器を育てる」という言葉があります。「粉引」というやきものがあり、これは非常に色が入り易く、この言葉がぴったりな器ではないでしょうか。目止めは不要、してしまうと台無しな感じがします。
当方の器は、目止めは不要です。一部、入り易いものもありますが、これもまた美しい。
でも、どーーしても気になる方は、米のとぎ汁を試してみてください。