釉薬の材料の一つ、木灰 (木を燃やした灰) は、そのままでは使えません
水を加えてかき回し、粒子の大きい灰や砂などの不純物が下に沈むのを待って、上に浮いている細かい灰のみを取ります
まずは、下に沈まない軽い炭などを取り除きます
上済みだけを篩に通します。目を細かくして2回、通します
一口に灰といっても、それぞれ様子が違います
通した灰が完全に下に沈むのを待って、上澄みを棄て、また水を入れてかき回し、沈むのを待って、また上澄みを棄て~を数回繰り返し、アクをとっていきます。アクの取り具合でも風合いが変わってきます
アクの強さは木の種類によって違います。今までで一番強かったのは、樫の木の灰。素手でやっていたら、火傷のようになってしまいました
水樋した灰の量は、水樋する前の量から5分の1程になります