稲わら灰を作る

ようやく、燃やすことが出来ました。天候不順や色々な都合に阻まれ、一年も置くことになってしまいましたが、お陰で良く乾いており、上手に燃えてくれました。

この稲わらの灰が釉薬になります。

11月、稲藁をとっておいてもらい、乾かす場所に運び、今回は畑に干しました
雨が降るようなら、わら山同士を重ね、強風で倒れたら、しばらくそのままにして根本を乾かし、再び立て直し、雪が降ったら、埋もれた足元の雪をかいたり、良く面倒を見ながら乾かしました
毎度、ペチカメンバーの皆様、ありがとうございます!
翌年、2月にハウスの中に取り込み、風を通しながら乾かしました
後に、鳥に破られた天井の穴が大きくなり、、雨の日は藁に直接、ビニールを被せました
12月初旬、今回は軽トラ山積み、二台分を益子に運びます
田んぼで燃やせなくなったので、益子の先輩宅で燃やしました 
火を点けると、特有の黄色い煙が
様子を見ながら、藁をくべていきます
暫くすると、炎が上がってきます
まんべんなく燃えるように、丁寧にかき回しながら燃やします     
なんだか、ワクワク。。秘めたエネルギーを感じます
白く燃えてしまう前に寄せて、水をかけて、これ以上燃えないようにします
黒い灰で残さないと、わら灰釉特有の乳濁した薬になりません
完全に冷めるまで、すぐに取り込まずに一晩、置いておきます
袋に詰めて置いておいたら、火事になったという話も聞くので用心の為

1反部分の藁も灰にすると、ほんのわずか。肥料袋で25袋。
今回は、長い期間置くことになってしまったせいもあるが、乾燥時の面倒見が、かなり掛かったので、次回はおだがけにしてみようか?
根本が地面に着いて無い分、良く乾きそうだし、もしか風で飛んでも、直すのも簡単そう。竹を切り出して、おかねばな。。

釉薬として使えるようになるまでには、まだまだ、手間と時間がかかります。
このままの灰では粗くて、焼いた時に滑らかな釉調にならないので、次は、粒子を細かくする為、杵と臼で搗いていきます。